オンラインカジノは合法?違法?

オンラインカジノの合法性・違法性

オンラインカジノは本格カジノゲームがスマートフォンやタブレットで遊べる手軽さが人気で、元々はヨーロッパが発祥ですが、近年は日本語版オンラインカジノサイトが続々リリースされており実際日本人のプレイヤーも急増しています。まだ試したことはないけど、これから始めてみようと思っている方も多いと思います。すでにオンラインカジノを始めている人も、実際のところはどうなのか?日本では本当に違法ではないのか?そもそも日本でオンラインカジノは合法なの?と疑問に思っていた方もいるはずです。

当サイトでは、「日本でギャンブルは合法か、違法なのか」さらには「日本国内でオンラインカジノで遊ぶことは違法ではないのか」という疑問の答えを解説します。これからオンラインカジノを始める方だけでなく、すでに何年もプレイしているけど実は気になっていた、という方もご参考にしてください。

オンラインカジノは違法?

その答えは、「2020年2月時点では日本国内在住の日本人がオンラインカジノをプレイすることは合法とも違法とも言えない」です。その根拠を解説します。現行の法律では日本でギャンブル(賭博)を行うことは違法です。賭博行為は賭博罪等により刑法で禁止されています。ただし、例外としていくつかの公営ギャンブルを行うことは、法廷年齢に達していれば合法なのです。日本で合法な公営ギャンブルは競馬、競艇、競輪、オートレースとくじ(宝くじ、スポーツくじ等)の5種類になります。

気になるのが、上記の公営ギャンブルに含まれていない、パチンコの存在。パチンコは公営ギャンブルではありませんが、分類上は風俗営業(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の4号営業)に属しています。風俗営業とは、客に遊興・飲食などをさせる営業の総称であり、ゲームセンターや麻雀店もこの分類に含まれます。このような店舗は営業許可証を持っていますので、公安委員会の許可を得て、つまり国によって営業が認められているので、合法なのです。ただし5種類の公営ギャンブル以外で金銭を賭ける賭博行為は違法とみなされますので、パチスロは店内で出玉を直接現金に換えることはできないようになっています。パチスロの勝利金は特殊景品という扱いになり、店舗外の場所で勝ち分を現金化するというシステムを用いています。

そして本題のオンラインカジノの扱いですが、率直に言うと現時点では違法とも合法とも言えません。法律によって合法であるとも違法であるとも明記されていないという理由で、違法ではないということになります。オンラインカジノの運営会社はオンラインカジノが合法である海外で事業登録をし、各政府のライセンスを取得した上で合法的にオンラインカジノを運営しています。日本在住の日本人プレイヤーが海外で合法的に運営しているオンラインカジノで遊んでいたとしても、取り締まりを受けることはまずありません。オンラインカジノの運営元がその国の認可を受けて海外で合法に運営しているという事実をもって取り締まることはできないためです。現状では海外のオンラインカジノが合法に運営している限り、日本の警察は日本国内でオンラインカジノで遊ぶプレイヤーを検挙することはない、ということになります。ただし、日本国内で運営されているオンラインカジノがあったとしたら、そこでプレイすると検挙される可能性がありますので、気を付けましょう。

日本ではIR法案が成立しましたので、これから徐々に具体的なカジノ運営やカジノで遊ぶことにまつわる法整備が整っていくことでしょう。カジノバーなどのカジノ的な雰囲気を楽しめるお店はありますが、現状は日本国内において実際に金銭を賭けるカジノを運営することは違法、そしてその違法カジノでプレイすることも法律に違反していることになります。この法律はあくまでカジノ施設のことですが、これから日本政府のライセンスを受けて運営していくカジノは合法となり、こういった認可を受けたカジノで遊ぶことも合法、となるはずですので、将来的にオンラインカジノも日本国内の企業が政府の正式な許可を受けて運営されたりする日も来るのかもしれませんね。